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経済産業大臣・佐賀県知事・玄海町長等会談(議事録2)

○寺田玄海町長
 玄海町長の寺田でございます。このたびは二階俊博経済産業大臣におかれましては、公務極めてご多端な中にこうして玄海町までお運びいただきまして、そして、国策として進められております原子力発電プルサーマル計画の安全確保のためにご尽力、ご配慮を賜りましたことを改めて厚く御礼を申し上げます。そのことにつきましては、改めて深く敬意を表しますとともに、感謝を申し上げます。

 先ほどお話がございましたとおり、一昨年の5月28日に九州電力株式会社から申し出がありましたいわゆる玄海原子力発電所3号機でのプルサーマル計画の事前了解願につきましては、さきに私の方から古川知事に対して同意の意向である旨をお伝えしておりますけれども、この際、国に対しまして、立地町としての思いを込めまして、要請の形で申し述べさせていただきたいと存じます。

 私は、人口約7,000人の住民を代表いたしまして、また、立地並びに周辺地域の住民の方々の思いにも配慮いたし、そしてまた、全国の原子力発電所所在市町村協議会、ここでのかねてのいろいろな意見も踏まえまして、この際、まずはプルサーマル計画の安全性確保の問題について、次には地域振興策について要請をさせていただきたいと思っております。

 先ほどそういった関係書類を提出させていただきましたけれども、その中の四つの点についてお話をさせていただきたいと思います。

 まずは大臣のお話にございましたけれども、安全性の確保の問題についてでございます。

 国の厳しい安全規制、安全審査、そして監督を実施されまして、そして国の責任で九州電力玄海原子力発電所3号機でのプルサーマルの安全を確保していただきたいこと、これが第1点でございます。

 次は、原子力防災対策の実効性を高め、地域住民の安全、安心を確保するために、関係省庁が一体となられて、避難道路、あるいは避難施設、あるいは情報伝達システム等の早急な構築、整備を求めたいと存じます。

 例えば、国道204号線、あるいは西九州自動車道へのアクセス、あるいは主要県道の今村枝去木線、また、同じように加倉仮屋港線、こういったものの整備が喫緊の課題だというふうに認識をいたしております。

 次に、大きな二つ目でございますけれども、地域振興策についてでございます。

 原子力発電所の立地地域及び周辺地域にとって、恒久的な地域振興策は、原子力発電所と共生する上で最も重要であり、その点については、国が前面に立って取り組まれるよう要請をいたします。そして、その中でまず一つ目は、原子力発電所施設に係る減価償却資産の耐用年数等に関する省令、これについて、これを実態に即したものにしていただきたいと、そういうことをお願いいたしたいと思っております。

 二つ目は、原子力発電所が単なる電気の発電工場にとどまることなく、がん治療などの高度医療や原子力エネルギー、あるいは放射線等に関する研究施設の集積、あるいは研究開発拠点への変更、こういったいわゆる先端的な研究施設の誘致を求めたいと存じます。

 私からは以上でございます。どうか十分ご検討いただきまして、ぜひご採択賜りますようよろしくお願い申し上げます。

○原口佐賀県議会議長
 それでは、佐賀県議会を代表いたしまして、一言お願いとお礼の言葉も申し上げさせていただきたいと思います。
 玄海原子力発電所が稼働いたしまして30年を経過いたしました。もちろん、国の基準の認可、また、保安審査の結果、特別な、他県に見られるような問題もなく、町並びに事業者のご努力によって、つつがなく今日まで原子力発電の稼働したことはまことに喜ばしいことだと思っております。

 しかし、その反面、県民にとって認可の基準をいたされる資源エネルギー庁、そして、安全基準の検査をされる原子力安全・保安院長の、その国の施策であるそちらの方々の姿勢が、声はすれども姿は見えず、県民には、一体国はどんなことをしていただいているんだろうというものが見えずにおりました。そういう中で、今回、大臣みずから現地へ乗り込んで、初めて全国で実施するに当たって、行動を起こしていただき、資源エネルギー庁長官、そして保安院の院長にご同道いただいて、こうして姿を見せていただきましたことが、何より安全と安心を県民に与える一番の姿を見せていただいたことに対して、県議会としては、心からお礼申し上げたいと思う次第であります。

 しかし、それほど県民にとって、今回のプルサーマルの全国に先駆けての実施については、大変なやはり苦しみと不安を持っていらっしゃる方もいたことをご了承いただきたいと思うのでございます。

 私たちの住む日本の国が世界主要国の中で資源に乏しく、とにかく自給率は一番低い国であることも、私たちは理解しているものの、やはりこの原子力発電についての問題、そして、先駆けてのプルサーマル実施については、多くの不安も抱えていらっしゃったことも事実であります。

 ですから、私たちは、そのことについて、今日、大臣みずからおいでいただいたことについて、県民に対して安心を与えていただき、大臣のお言葉で安全を確保するということを、お言葉、みずから出していただいたことに対して、事業者の電力会社とともに、国が前面に立って、こういう責任を果たしていただくことは、私たち県議会にとって大変ありがたいことだと思います。これからもどうぞ、ひとつ国と事業者とがともに手をとって、両者が責任を持ってやっていただく、そういう決意でやっていただくことを、実は意見書にも申し上げている次第であります。どうぞ、そういう意味では、これまで以上に国も、そして、電気事業者も、知事や県民に、いや、私たち佐賀県議会のみんなに納得のいくようなひとつ施策をこれから講じていただきますことも切にお願い申し上げて、四つの項目をここに書いているとおりでございます。

 なお、私たち県議会では、国に対するこのプルサーマルの推進、理解いたしますということで意見書を提出させていただきましたが、知事に対しましては、実はプルサーマル計画事前了解について、安全性と透明性、情報の公開を求める決議というものを知事に対しては申し入れて、採決いたしております。

 知事は、県民に対して責任を持って、このことをやっていかなきゃならない。もしものことがあったら、今までのように美浜や東京電力のようなことがあったら、直ちに県議会は中止の決議をするということも、厳しい条件でありましたが、知事に対して決議して、県民の安心・安全を図った、全国に先駆けての21世紀への新しい資源エネルギー政策と言われる、実はプルサーマルの実施に同意をいたしたわけでございます。

 以上、大変失礼な言葉もあったかもしれませんが、厳しい態度で臨まざるを得なかった事情等も皆さんに申し上げて、これからどうぞ前面に立って推進していただき、また、事業者ととともに安全の確保に一層のご努力をお願いして、県議会のお願いの言葉といたします。
 ありがとうございました。

○二階経済産業大臣
 ありがとうございました。
 せっかくの機会ですから、唐津の市長さん、もし何かあればどうぞ。

○坂井唐津市長
 どうも大臣ありがとうございます。市長の坂井でございます。今日は隣接市であります私をお招きいただきましたことを、まずもって心から感謝を申し上げたいと思います。
 また、現地においでいただきました大臣に、心から敬意を表する次第でございます。

 今、知事さん、それから、県議会原口議長さん、それから、寺田町長さん、そして、玄海町岩下議長さんからも、るるお話がありましたけれども、唐津は原子力発電、30年を超える歴史の中で、安全協定という中に入っていない状態の中で現在まで来ておるところでございます。

 その中で、こうしてお招き預かったことを、本当にありがたく思う次第でございますが、いかんせん、今、るるおっしゃっていただいたとおり、様々、炉心から大変近い距離の地域も唐津市にあるわけでございまして、まさに隣接地として、今、知事さん、議長さんおっしゃっていただいた、さまざまな懸案も隣接地である唐津市にはあるわけでございます。市議会の中でも、特別委員会を開催して、県知事さんに対して、七つの意向書というのをまとめていただいて、私、全く同感の中で、県知事さんの方に申し入れをいたしておるところでございます。その中でやはり県の中でもさまざま、これから平常時のいろんな連絡、あるいは立入検査等について、県の方との確認をしっかりさせていただくという手順を踏まえて、唐津市民の安全・安心のためにも全力で頑張っていかなければならないということをあえて思っているところでございます。

 大臣初め、エネ庁の小平長官、それから、広瀬院長初め、各経済産業省、エネルギー庁の皆さん方にこうしてまたおいでいただいて、そして、心から痛切に今後ともどものご指導とご支援を心よりお願いを申し上げたいということを、この場でお伝えをしたいというふうに思います。

 発言の機会、ありがとうございました。


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